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モダンの魅力を語る

「モダンは敷居が高い」と思っていますか?

「運ゲー」「やりこみゲー」「サイドボードが足りない」といった怪しげな評判があちこちでささやかれ、公式大会も少ないフォーマット。最近MTGを始めた方は少しとっつきにくいイメージをお持ちかもしれません。

しかし私は、モダンこそが時間のとれないカジュアルプレイヤーへ一番おすすめできるフォーマットだと考えています。

この記事では、あまりモダンに詳しくない方に向けて、私が思うモダンの魅力を語ります。昨今の禁止を連発するスタンダードにウンザリしている方、ぜひ読んでみてください。

魅力1:好きなデッキを長く使える

モダンでは、好きなデッキを長い間使うことができます。

…いえ、単に「ローテーションがないからずっと同じカードを使える」という話ではありません。モダンでは、一つのデッキを長く使い続けることが正しい戦略になりえるという意味です。

それは、モダンが多様性に満ちたフォーマットだからです。試しに、直近のModern Challengeの上位リストを見てみましょう。

10月12日の上位デッキ

1:4cサヒーリ(コンボ)
2:4c原野(コントロール)
3:4c原野(コントロール)
4:ヘリオッド(コンボ)
5:青白コントロール(コントロール)
6:5c人間(アグロ)
7:ベルチャー(コンボ)
8:4c原野(コントロール)

10月11日の上位デッキ

1:ヘイトベアー(ミッドレンジ)
2:ジャンド(ミッドレンジ)
3:死の影(アグロ)
4:バーン(アグロ)
5:5c人間(アグロ)
6:スゥルタイ原野(コントロール)
7:青単トロン(コントロール)
8:バントスピリット(アグロ)

モダンは多様性に溢れている

二日間のラインナップが全く違うことがおわかりでしょうか。

モダンにはレガシーと違って「意志の力/Force of Will」のような万能の受けカードが存在しないため、基本的にはやりたいことをやるのが強いフォーマットです。そのため、環境には実に多彩なデッキが共存しています。

これだけ多くのデッキを満遍なく使いこなすことは相当難しいですし、ましてや、この混沌とした環境で、すべてのデッキに勝てるソリューションを見出すことは不可能に近いと言えるでしょう。

つまり、モダンでは環境のトレンドを追いかけてその都度トップメタを握るよりも、一つのデッキを改造しながら使い続けて極めることが、勝利への近道となるのです。

魅力2:驚きと新発見に満ちている

環境が多様性に富んでいるということは、色々なデッキと対戦できる機会があるということ。15年間で蓄積された選択肢から紡がれるデッキのバリエーションは、スタンダードやパイオニアの比ではありません。

モダンのプールには、昨今の「お行儀のよい」カードだけではなく、旧時代の奔放で怪しげなカードも沢山含まれているため、新旧のカードが合わさったトンデモデッキが突然誕生することもあります。最近では、「アロサウルス乗り/Allosaurus Rider」が「新生化/Neoform」とタッグを組んだコンボデッキ「ネオブランド」が記憶に新しいですね。

他にも、私は

「傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlord」の能力で「限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundless」を出し、5色スリヴァーを無料で唱えまくるデッキ

「ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir」と「知識槽/Knowledge Pool」でハードロックをかけるデッキ

なんかとも当たったことがあります。見たことないカードや、一見勝ち筋の全く見えない相手と手探りで対戦するのは、刺激的で楽しいですよ。

MTGOの練習モードであるTournament Practiceでは、こうした謎デッキにも頻繁にお目にかかれるため、遊ぶために新発見があることでしょう。

魅力3:特殊セットを追いかけなくてよい

統率者セット、ドラフト用セット、多人数対戦用セット…。最近のMTGは、通常のエキスパンション以外にも多様な遊び方を推奨するための特殊セットが沢山出ています。そして、商売上手なウィザーズは、その中に巧みに混ぜてきます。通常の二人対戦ルールでも強力なカード達を!

そのため、レガシーやヴィンテージといったエターナルフォーマットのプレイヤーたちは、特殊な遊び方に全く興味がなかったとしても、発売されるあらゆるセットをチェックしています。パワーカードが発行される可能性がわずかでもある限り…。

例えば先日、受注生産限定セットであるSecret Lairで新規カードが発表されたときは賛否両論ありましたね。また、英語限定かつランダム封入の構築済みデッキという鬼畜仕様のリミテッドセット、Jumpstartにもきっちりレガシー級のカードが混ざっているのを見たときも、エターナルのプレイヤーは本当に大変だなと改めて思いました。

その点、特殊セットが入ることのないモダンでは、3か月に1度発売される通常のエキスパンションだけ見ておけばいいわけです。最近、モダンホライゾンという例外が生まれてしまいましたが、このセット、モダンにとってはすべて新規カードなので、通常のエキスパンションと同じワクワク感で迎え入れればいいだけのお話です。

終わりに:モダンの魔境へようこそ

いかがでしたか。お気に入りのデッキを使い続けることができ、遊ぶたびに新たな発見があり、3か月に1度の通常セットのみ追いかければ足りる。時間のないカジュアルプレイヤーに、これほど適したフォーマットが他にあるでしょうか。

「実はモダンを始めてみたいんだけど、初めてのデッキをどうすればいいかわからない」なんて方がいたら、ぜひコメント欄やtwitterでメッセージをください。全力でサポートします!

10/18追記:
モダンで初めて組むのにおすすめなデッキを紹介する記事を書きました!こちらもぜひ読んでみてください。

さぁ、お気に入りのカードと一緒に「魔境」モダンを探検しましょう!