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MTGOのススメ

私は今、MTGの紙のカードをほとんど持っていません。数年前に始めたマジック:ザ・ギャザリング オンライン(MTGO)が、MTGをプレイするときに感じていたストレスをほとんど解消してくれたおかげで、紙のMTGをプレイすることがなくなったためです。

この記事は、紙のMTGに対して私と同じストレスを覚えている方や、MTGOを始めるかどうか悩んでいる方に向けて書きました。MTGをプレイするツールとして、MTGOが持つメリットとデメリットをご紹介します。

MTGOのメリット

ルールの処理で揉めない

根絶をドローステップに撃つ際、優先権に関わる問題が発生するのをご存じですか?相手が奇跡で呪文を撃ったとき、本当にそれを今引いたか疑しいと思ったことはありませんか?

MTGは、ルールをきちんと理解している人同士で対戦するときも、色々な場所に揉め事の種が隠れています。MTGOでは、ルールが自動的かつ厳密に処理されますので、こういったときにいちいち揉めたり、ジャッジを呼んだりする手間が発生しません。

誘発型能力の誘発忘れも起きませんし、エラッタも自動的に反映してくれます。

シャッフルが自動

シャッフルって本当に面倒ですよね。しかも、手でカードを繰るシャッフルって、何をどうすればランダムになるのか分からないと思いませんか?

デッキを組んだ直後とかゲームの直後は、カードの並びが偏っているのが普通です。ランダムとは、偏ったカードを分散させることだけを言うのではなく、時には偏ったままという結果をだすことも必要ですが、それを手のカード繰りで実現するのは不可能だと思います。

MTGOは毎回自動で完全にランダムなシャッフルをしてくれます。

遅延行為がない

MTGOは持ち時間制をとっています。1マッチ25分の持ち時間を使い切ると即敗北です。

遅延行為は誰もが嫌がると思いますが、将棋や囲碁ほど厳密に手番が決まってないMTGでは、アナログに遅延行為を取り締まるのは困難です。

そうした遅延行為を、持ち時間制のシステムで撲滅できるのも、MTGOならではの利点です。たまに、優勢な場面で時間が足りずに負けてつまらない思いをすることもありますが、普段の快適さを考えると小さい問題です。

対戦相手に困らない

MTGOでは、家に居ながら世界中のプレイヤーを相手に対戦可能です。 

カードを試すハードルが低い

MTGOに流通しているカードは、一般的に紙のカードより安いです。パワー9など、ものによっては紙とは比べものにならないくらい安価なものもあります。流通も全部MTGOのシステム内で完結しているため、価格の面でも時間の面でも、紙より遙かにお手軽に新しいカードを試せます。

1枚のカードを複数デッキで使い回ししやすいのも地味ですが嬉しいですね。

表情を読まれない

アナログゲームの醍醐味とも言える読み合いですが、私は実際に選択した結果以外から何かを読んだり読まれたりするのは好きではありません。溜息ついたり、手札をシャカシャカしたり、汗をかいたり、そういったプレイには関係ない情報をやりとりしなくてすむのはありがたいです。

MTGOのデメリット

いいところばかり書くのも不公平なので、デメリットも合わせて紹介します。

操作ミスや省略が許されない

メリットの裏返しではありますが、場合によっては許容範囲を超えているのでここに書いています。

MTGOが厳密にルール処理をするのは前述の通りですが、そのためにクリックミスなどの誤りに対しては非常にシビアです。取り消しや巻き戻しもありません。

例えば、ヴェールのリリアナの奥義を使われて、生け贄に捧げるパイルを問われているのに残したいパイルをクリックしてしまったとか、レオニンの裁き人を無効化するのを忘れてフェッチを無駄にしてしまったとか。

明らかなミスは、両方のプレイヤーが萎えてしまいます。これについては、各プレイヤーがちゃんとルールを覚え、MTGOの処理手順に慣れるしかないですが、それがストレスになる方もいるかもしれません。

一部のデッキが使いづらい

無限コンボは手順の省略ができないため面倒です。ランタンコンみたいなのも持ち時間の関係でしんどいですね。私が自分で使うデッキではないのでいいですが、対戦相手として出てくる機会は少ないのかも。それをMTGO特有のメタゲームと割り切れるかどうかはその人次第だと思います。

すげーマナー悪いやつ

相手の顔がみえないせいか、初手が気に入らないとすぐ投了してくるやつとかいます。

商品かかってるリーグ戦であれば、そういうマナー違反の行動は減るかも知れません。

余談:手元に現物がないことについて

MTGOは手元に現物のカードがないため、MTGOがサービス終了したらプレイできなくなるというデメリットがあります。ただ、個人的にそれは全く気にしていません。これだけMTGOが広がった今、既存プレイヤーになんの保障もなく別のオンラインサービスへ移行したり、突然オンラインをやめて紙だけに戻したりすることは考えづらいからです。

WotCがMTGの新セットを出すのをやめるような事態になればMTGOも終わるかも知れませんが、もしそうなれば、MTG自体が取り扱うショップもプレイヤーも減っていくだけなので、MTGO云々ではなく、MTG自体が趣味として成り立たなくなる可能性が高いです。

お気に入りのカードやどうしても現物で持っていたい場合は、それだけ単品で買えばいいと思います。私も思い出深いカードはファイルに残していますし、今でもスゴく気に入ったカードは1枚だけ現物を買うようにしてます。最近だとドミナリアのテフェリーとか。お気に入りのカードや高額カードをガシガシプレイして消耗するよりも、プレイはデジタルで、コレクションはアナログで、という使い分けをしてみてはいかがでしょうか。

あ、でも友達とアンステイブルのシールドやったときはすげー楽しかったなー。あれはMTGOでできませんし、マジックとは別のゲームとして楽しんだから今回のテーマとは無関係ですが。

以上です。これを読んでMTGOを始めた方と、いつかオンライン上で対戦できますように。