シカゴの3大名物を食べ歩き

敬愛する『地球の歩き方』先生曰く、シカゴに行ったら3大名物であるピザ・イタリアンビーフ・ホットドッグを食べるのがよろしいらしいので、先日のシカゴ旅行で試してみました。★が多いものほどおすすめ度が高いです。
目次
分厚い分厚いチーズのピザ ★★★★★
シカゴのピザは、ディープディッシュピザ(Deep Dish Pizza)といって、タルトのようなサクサクした器状の生地が特徴です。トマトソースとチーズとベーコンのタルト。聞いただけでウマそうです。
今回はGino’s Eastと言うお店で食べました。マグマイル(Magnificant Mile)というショッピングエリアのそばにあり、観光ついでに立ち寄りやすい立地です。
平日の昼だったので人が少なく静かでした。ピザは焼くのに45分かかるので、コーラを飲みながらひたすら待ちます。ちなみにこのコーラ、一回頼むと飲み放題のようで、空になったらすぐに次が運ばれてきました。
そして運ばれてきたピザのぶ厚いことといったら。生地自体はサクサクしていて、クリスピータイプのピザと似ています。つまり、この厚さはすべてトッピング。口の中がチーズとベーコンで埋め尽くされます。もう、さけるチーズを裂かずに食べてるくらいの厚み。幸せです。

Sサイズにもかかわらず、一人で食べられるのは2切れが限界でしたが、食べきれない分は箱に入れてくれたので、持って帰って翌朝も楽しめました。
肉汁シミシミパンのイタリアンビーフ ★★★★★
イタリアンビーフ(Italian Beef)。あまり聞き慣れない料理かも知れません。無理矢理形容するなら、”ソーセージが牛コマ肉になったホットドッグ”といったところ。『地球の歩き方』先生は、”ご飯がパンになった牛丼”とおっしゃってます。なるほど。
お店の名前はMr. Beef。シカゴでは結構な人気店のようです。
ハンバーガーみたいに、カウンターで注文して席に持って行くスタイル。この形式はチップがいらないのでありがたいです。イタリアンビーフとフレンチフライ(フライドポテト)を買って席へ。

まず思ったのは、食べにくい!肉汁でパンがべちゃべちゃしてる上にトッピングが大量でボロボロこぼれます。テイクアウトもできますが、大変なことになりそう。食べたあとの机は、ラーメン屋の床ばりに油でヌルヌルでした。
ただし、味はとてもウマいです。肉汁がたっぷりしみこんだパンと、ホクホクでピリッとする牛肉。ボロボロふりかけてあるスパイシーな野菜達もいいアクセントになります。確認はできなかったのですが、肉の下に小さいチーズが敷いてあるのか、時々すごく爽やかな味が感じられました。フレンチフライもしっかり塩味がきいていてうまかった。
野菜が強すぎるホットドッグ ★☆☆☆☆
アメリカのホットドッグはパン+ソーセージのみのシンプルな構成が定番ですが、シカゴのホットドッグは、ソーセージを覆い尽くすほど大量の野菜がトッピングされます。タマネギ、グリーンペッパー、トマト、ピクルス…マスタードもたっぷりです。
今回は、野球観戦のタイミングで球場のホットドッグを食べてみました。
…個人的には、シカゴスタイルじゃない普通のホットドッグの方が好きです。一口ごとに主張強めの野菜たちが押し寄せてきて、全然ソーセージの味がしない。アメリカのホットドッグでウマいのは、何と言ってもソーセージ。何の変哲もないパンに乗ってる、なんか変な薬でも入ってるんじゃないかってくらい殺人的にウマいソーセージ。なんならケチャップもいらないくらい。その良さが消えてしまっているように感じました。
肉とパンの味だけでは物足りないとか、ハンバーガーにはピクルスたっぷり入っててほしい方とかには合いそうな気がします。
以上、シカゴ名物食べ歩きレポでした。ピザとイタリアンビーフは、次回も絶対食べたいなぁ。